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「「普通だと思ってた」都合よく人を判断していたのは私」というニュース報道に際して(西暦2023年5月14日記載)


自分は他人にはなれないし、他人は自分にはなれない、ので、「それ」を「都合よく(都合よい)」と解釈するかどうかは別として、そりゃ判断しますよ。こういう類のものって、何をおっしゃりたいのだか私には全く理解不能なのですが。ちゃんと物事を言語で説明しろというんです。人間関係というのは、そういう合意の下に為されるものではないのですか?サルトルはポーヴォワールとの結婚を「契約結婚」だとか何だとか言ってましたが、結婚は(只の)結婚でしょう。自分が他人を完全に理解することなど出来ないし、自分が他人に完全に理解されるなどということも有り得ない。こういうものを読むと、何か、ヒトをナメているとかいう以前に、ヒトをバカにしてるのではないかと言いたくなりますが。




「ゼリーのような口あたりがよい人間は誰の記憶にも残らない…橋下徹「強烈な個性を出す方法」」というニュース報道に際して(西暦2023年6月3日記載)


確かに、社会には、自分は大した努力もしていないのに色々な事が出来ちゃって、というヒトは居ます。これは橋下徹さんが言及しておられる故石原慎太郎さんにおける個性の重視という事の、亜種というか、屈折型ということではないでしょうか。私は、特にネットを見ていて、如何にヒトという生き物が「自分は先天的に優れている」「自分はacquiredとして生物学的に優れた個体である」というアピールを自他に対して行いたいそして行うものであるかという事を、嫌という程目の当たりにさせられ思い知らされることになりました。他己承認欲求の実在が、それがどの様な方向性をもたらすものであれ、こうも人間社会に影響を及ぼすものであるかと。ヒトは脳機能そのもので他者とコミュニケーションを取るのではないが故にということもあり、自分が他者を完全に理解することなど出来ないし、自分が他者に完全に理解されるなどということも有り得ない、つまりヒトにおいて他者とはそういう存在である、と、何故ヒトは割り切れないのでしょうか?
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