「ビル・ゲイツ氏が「18カ月以内にチャットAIが子どもたちに読み書きを教育するようになる」と提唱」というニュース報道に際して(西暦2023年4月24日記載)
人工知能が(そのスペックの高さによって)教師の業務を代替出来るようになれば、それは画期的なことだと思います。ところで、人々の中には、「人工知能があれば教師は要らない」という意見の方もいらっしゃる様です。この意見は明らかに間違っています。人工知能はデバイスであり、(仮初めにもそれを)管理する(だけの)存在であれ具体的な何らかの恩恵を受ける存在であれ、あくまでヒトが対象となり得るということにおいて、「教師が要らない」のであれば「児童・生徒・学生も要らない」ということになるでしょう。どういうことかというと、ヒトの存位的な存在意義が、その場合、脅かされるということです。つまり、人工知能が知財の管理を行えば良いということになり、ヒトが生存することつまり人類の存続が必要とされないということになります。ゲイツ氏が(仮にそれが間接的にであっても)言及されている「取って代わる」というのが、明確に何を意味しているのかは不明ですが、ヒトの教師が必要とされなくなった場合、ヒトは惰性で生存するだけの何の為に生きているのか自分ら自身でも分からない動物へと変貌しているのではないでしょうか。人工知能に「ヒトは不要」の判定を下されたら、人類はその時どうするのでしょうか?