「だから家康は天下をとれた…武将としては凡庸だった家康が、恐るべき才気を発揮した「人心掌握」のウラ技」というニュース報道に際して(西暦2023年5月14日記載)
ちょっと本筋からはズレるかもしれませんが。
「天下布武」と云っていた織田信長は、それはザビエル(ルイス・フロイス?)の入れ知恵かもしれませんが、ヒトという生き物がその本質的にどういうものだかよく理解していたのではないでしょうか。信長には、先見の明があったというか、物事についてよく分かっていたのではないでしょうか。後世、それを野望だとか何だとか言っていたずらにヒーロー扱いするから、他の武将にまでそれが波及して、おかしな解釈がどんどん生まれる。実際彼らがどうであったかなんて、TPOが合致していないと分からない。歴史を単なる面白読み物扱いするのであれば、それは人々から歴史から何を学ぶかという視座を剥奪することになってしまうのではないでしょうか。